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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻5号

1974年05月発行

今月の主題 臨床心電図のキーポイント

心電図所見からみた救急処置

DCショックの必要なとき

著者: 町井潔1

所属機関: 1三井記念病院循環器センター

ページ範囲:P.626 - P.631

文献概要

 DCショックは1962年Lownによって提唱されて以来,約10年,今日では上室性および心室性の頻脈性不整脈の治療にとって必要不可欠のものとなっている.このような不整脈をみたばあい,DCショックを選ぶか,薬物治療を選ぶかを決定するためには,不整脈発生機序や,種類,治療効果についての広汎な知識と,迅速適確な判断を必要とする.
 3分以上放置すれば確実に死亡する心室細動にDCショックが絶対的なことは常識である.また心拍出量の著明な減少を伴う頻脈を速やかに元に戻す必要のあることはいうまでもない.しかしながら,慢性に経過した心房細動の除細動については種々の考慮が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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