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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻5号

1974年05月発行

文献概要

小児緊急室

頭部打撲

著者: 吉田全次1

所属機関: 1順大小児科

ページ範囲:P.684 - P.685

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 小児は年少なほど,体に比して頭が大きく,また乳幼児期には,寝たままよりお坐り,つかまり立ち,1人歩きへの発達過程にあり,運動および平衡をとることが未熟のため,転倒,墜落などによる頭部打撲(以下打撲)の機会が多い、年長幼児より学童期になると活溌に運動するため,遊び場,運動場などにおける事故,交通事故などによる症例がみられるようになるが,頻度は減る.
 打撲の程度によって,何らの障害のないもの,単純な頭皮腫瘤を認めるもの,頭皮または骨にのみ損傷をみるもの,脳振盪,脳挫傷,頭蓋内出血を生ずるものなどがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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