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今月の主題 肝硬変—今日の視点 肝硬変をどう扱うか
消化管出血の治療—内科の立場から
著者: 奥田邦雄1 小藤田和郎1
所属機関: 1千葉大第1内科
ページ範囲:P.885 - P.887
文献購入ページに移動消化管出血の中ではとくに食道静脈瘤の出血が問題である.
食道静脈瘤破裂による出血は,上部消化管出血の2〜4%を占めるといわれるが1),肝硬変症においては,その頻度もはるかに多く,致命率も極めて高い.またそれが直接死因とならない場合でも肝不全を誘発し,予後を著しく悪化させるので,救急ないし待期対策はもちろん,予防対策,ことに予後の見通しとそれによる手術適応の判定が重要である.以下,とくに危険な食道静脈瘤破裂による出血の対策を中心に述べる.
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