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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻7号

1974年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変—今日の視点 肝硬変をどう扱うか

消化管出血の治療—外科の立場から

著者: 井口潔1

所属機関: 1九大第2外科

ページ範囲:P.888 - P.889

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 肝硬変症に起因する消化管出血としては,食道静脈瘤出血,胃十二指腸潰瘍,びらんよりの出血,末期重症例にみられるびまん性の消化管出血などが挙げられるが,外科治療の立場から,もっとも重要なのはいうまでもなく食道静脈瘤からの出血である.しかも,肝硬変性食道出血の頻度は近年急激に増加し,肝硬変症死因の1/3近くを占めるにいたっており,一方,治療面からみても,肝障害高度なため,その予後極めて不良であり,肝硬変症治療上,重要な問題ということができる.
 したがって,外科の立場から,食道静脈瘤出血の治療について,具体的にのべてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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