icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina11巻7号

1974年07月発行

文献概要

くすりの副作用

エリスロマイシンエストレートの肝障害

著者: 清水喜八郎1

所属機関: 1筑波大・内科

ページ範囲:P.944 - P.945

文献購入ページに移動
 エリスロマイシンエストレートはエリスロマイシンプロピオン酸エステルのラウリル硫酸塩であるが,そのものの市販名が,アイロゾンであることが意外と知られていないという奇妙な現象があるようである.つまりエリスロマイシンエストレートには,肝障害があるという事実は知っているが,アイロゾンにあるということは必ずしも知られていないのではないかと考えられる面もある.このことは本誌10巻7号における座談会において石引博士が,市販名と一般名の関係が正しく理解されていないことをのべられているが,確かにそのような事実も存在する.このことと関連性はないのかもしれないけれど,この薬剤の使用が年年増加していることも,1つの不思議な現象と考えざるをえない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら