icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina11巻8号

1974年08月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要なバイオプシー 生検で何がわかるか

滑液膜

著者: 塚本行男1 山本真1

所属機関: 1北里大・整形外科

ページ範囲:P.1004 - P.1006

文献購入ページに移動
 滑液膜は運動器官の一部としての特殊性の他に,間葉系由来の組織として,いわゆる膠原病の症状発現の場となることがあるとともに種々の代謝疾患,神経疾患,血液疾患とも深く関わりをもっている.
 関節疾患の診断のためには,局所所見の他にX線撮影,関節液の検査は必須の事項であるが,滑液膜はそれら関節疾患の主要な病変存在部位となっていることが多く,したがってその生検は間接的な手段によって得られない知見をもたらすことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?