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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻8号

1974年08月発行

文献概要

アルコールによる臓器障害・7

アルコールと糖代謝異常

著者: 石井裕正1 斎藤晴比古1 土屋雅春1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.1061 - P.1064

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 アルコールはカロリー源として1g7calを有すると同時に,薬物としても生体に作用し,その糖代謝に及ぼす影響は極めて複雑である.アルコールによる肝障害1,2)あるいは膵障害3)によって二次的に糖代謝異常をきたすことはよく知られているが,一方,アルコール自身が糖代謝に及ぼす影響の結果として,アルコールによる低血糖症やアルコールによる耐糖能低下をきたすてとが知られている.本稿ではカロリー源としてのアルコールのエネルギー代謝における意義,アルコールによる低血糖症,アルコールによる耐糖能の低下について,日常臨床上留意すべき問題点につき考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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