icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina11巻8号

1974年08月発行

文献概要

図解病態のしくみ

抗核抗体と疾患1 抗核抗体の意義—SLEをめぐって

著者: 本間光夫1 富永教洋1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.1068 - P.1069

文献購入ページに移動
 LE細胞現象が発見され,その血清因子が不溶性核蛋白と特異的に反応するγ-グロブリンであるてとが証明された.てれを契機として組織内各種成分と反応する種々の抗体の分析に大きな進歩がみられてきている.かつて抗核因子antinuclear factorsとして総称されていた一群の抗体群を,個個の抗体に分けて議論できるまでに至った進展過程に焦点をあてながら述べることにする.
 このような研究はある種の抗体が,①ある特定の病気の診断に役に立つ,②病気の活動性と関係している,③特殊な臓器障害の原因となっている,などのことがあきらかにされつつ進歩してきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?