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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻9号

1974年09月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患のトピックス 腎疾患におけるホルモンの役割

プロスタグランディン

著者: 小沢幸雄1

所属機関: 1慶大・内科

ページ範囲:P.1104 - P.1105

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 Prostaglandin(以下PGと略)が降圧物質として認められたのは,1935年の昔であるが,腎臓でのPGの存在意義が注目を浴びるようになったのは,1956年Leeが家兎の腎髄質からmedulinと呼ぶ降圧物質を抽出し,PGと同定したことに始まる.これにより腎除去性高血圧との関係や降圧作用,腎血行動態に対する効果および水電解質作用が注目されるようになった.しかし内因性PGの微量測定は漸くその緒についたばかりで,腎疾患におけるPGの動向は今後の課題といえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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