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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻9号

1974年09月発行

今月の主題 腎疾患のトピックス

腎疾患の新しい病像

Mesangial IgA, IgG deposits腎炎

著者: 酒井紀1 山県正夫1

所属機関: 1慈恵医大上田内科

ページ範囲:P.1150 - P.1151

文献概要

 螢光抗体法が腎生検材料の検索に用いられるようになってから,腎疾患は質についての検索がさかんとなり,病因の解明にも重要な手がかりが得られるようになってきた.1969年,Bergerは糸球体のmesangiumにIgAが特異的に沈着する一群の糸球体疾患に"Nephropathy with mesangial IgA, IgG deposits"と名づけ,ての疾患が慢性に経過する腎炎群の一型であると提唱した.それ以後,本症は多くの研究者によって注目されてきているが,臨床病理学的にはなお不明な点も多く,実体の解明には至っていない.てこでは2,3の知見とともに本症の概略について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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