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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻1号

1975年01月発行

文献概要

小児の検査

白血球数と分類像

著者: 西村昻三1

所属機関: 1聖路加国際病院小児科

ページ範囲:P.106 - P.107

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 白血球数の算定は,白血球数の変化をきたす疾患の診断補助や経過の継続観察の指標として用いられていることは,よく知られている.しかし,数の算定のみでは,かなりの増加ないしは減少をきたす場合のみしか診断価値がなく,数が正常範囲内のときは,形態学的変化は見落とされる.したがって白血球数の算定を行うときには,必ず分類を同時に行うべきである.
 分類をする際,より多くの白血球を算定した方がより正確になる.測定誤差の標準偏差値は,100個の分類では±15%,400個では±7.5%といわれる.また分類は通常%で表すが,白血球数に%を乗じた実数でみる習慣をつけるとよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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