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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻10号

1975年09月発行

今月の主題 アレルギーのトピックス

アレルギー性疾患の問題点

アレルギー性鼻炎

著者: 奥田稔1 海野徳二1

所属機関: 1和歌山医大耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1496 - P.1497

文献概要

鼻アレルギーとは
 鼻アレルギーの主症状はくしゃみ,水性鼻漏,鼻閉であり,気管支喘息と同じく気道アレルギーの1つで,くしゃみは咳,水性鼻漏は痰,鼻閉は呼吸困難にあたろう.
 同じ気道アレルギーなので両者の合併は多く,鼻アレルギーの喘息合併率は約30%,小児喘息の鼻アレルギー合併率は約80%である.またアトピー性皮膚炎,乳幼児湿疹などの皮膚症状の現在,過去における合併は,16歳以下の鼻アレルギー83例中37例にみられ,そのうちの26例は皮膚発症が気道のそれに先行していた.このように鼻アレルギーといっても,鼻だけの疾患ではないことを銘記すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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