文献詳細
文献概要
今月の主題 感染症としてのB型肝炎 HB抗原・抗体の基礎
e抗原・抗体
著者: 今井光信1 真弓忠1
所属機関: 1自治医大・予防生態学
ページ範囲:P.1636 - P.1637
文献購入ページに移動e抗原,e抗体について
e抗原は,1972年,MagniusらによってHBs抗原陽性血清中に見出された蛋白である1).これはHBs抗原,HBc抗原とは異なった,新しい抗原物質であり,比重1.291,沈降係数11.6Sの蛋白抗原として証明されている2).
現在,HBウイルスにもとづいて産生される抗原物質としてはHBs抗原,HBc抗原の2つが知られているが,このe抗原もやはりHBウイルスの遺伝情報にもとづいて作られる抗原物質の1つと考えられている.
e抗原は,1972年,MagniusらによってHBs抗原陽性血清中に見出された蛋白である1).これはHBs抗原,HBc抗原とは異なった,新しい抗原物質であり,比重1.291,沈降係数11.6Sの蛋白抗原として証明されている2).
現在,HBウイルスにもとづいて産生される抗原物質としてはHBs抗原,HBc抗原の2つが知られているが,このe抗原もやはりHBウイルスの遺伝情報にもとづいて作られる抗原物質の1つと考えられている.
掲載誌情報