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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻11号

1975年10月発行

文献概要

今月の主題 感染症としてのB型肝炎 HB抗原・抗体の臨床

Asymptomatic Carrier

著者: 市田文弘1 藤田馨士1 吉川明1 関根輝夫1

所属機関: 1新潟大第3内科

ページ範囲:P.1646 - P.1648

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 B型肝炎ウイルス(HBV)に関する研究の進展とともに,B型肝炎発症機序の解明に重要な鍵を握るHB抗原のasymptomatic carrier(以下carrier)についても形態学的,疫学的立場など多方面からの検討が加えられるようになった.また最近になって,HBVに関連するHBs抗原・抗体,HBc抗原・抗体,およびe抗原・抗体の3つの反応系が確立されるようになり,carrierの成立機序,あるいはその感染性などが次第に解明されつつある現況である.
 ここではcarrierの頻度,並びに分布,HBVに関連する上述の3つの抗原・抗体系の動向からみたcarrierの成立機序,並びに感染性について当教室での成績を加えて概説
する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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