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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻11号

1975年10月発行

文献概要

今月の主題 感染症としてのB型肝炎 B型肝炎ウイルスの感染とその対策

輸血

著者: 村上省三1

所属機関: 1東女医大輸血部

ページ範囲:P.1670 - P.1671

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 わが国では,今までB型肝炎の感染源といえば輸血を考えるのが普通で,肝炎の発病前に,少しでも輸血がからんでいると,"それは輸血が原因"と簡単に結論されてきた.しかし,HB抗原発見以来,多くの研究者の努力によって明らかにされてきたデータからみると,そんなに簡単に考えるのはむしろ誤りであって,輸血による感染の予防を考える時にも,事態を正しく認識していないと,とんでもない誤ちをしでかすおそれがある.輸血と肝炎との関連を筆者はいまつぎのように考えてみている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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