文献詳細
文献概要
超音波診断の読み方
婦人科
著者: 小林純郎12
所属機関: 1岡山大産婦人科 2新居浜十全総合病院
ページ範囲:P.1697 - P.1703
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最近,各科領域で超音波断層法の臨床応用が進められている.産婦人科領域においても,検査手技が簡単であること,造影剤の必要なしに軟部組織の描写にすぐれた特徴があること,さらに重要なことは,胎児に対する影響のないことであり,こうした点が,産婦人科領域での臨床検査として,すぐれたゆえんとして高く評価されているところであろう.検査データが二次元的平面像の連続として得ることができるので,立体的な観察が可能であることは,臨床上はなはだ有利なところであり,妊娠子宮内情報のみでなく.婦人科腫瘍の診断に広く応用され始めている理由の1つでもある.
本編では,婦人科腫瘍診断の現況について,実例写真を中心にして述べてみたい.
最近,各科領域で超音波断層法の臨床応用が進められている.産婦人科領域においても,検査手技が簡単であること,造影剤の必要なしに軟部組織の描写にすぐれた特徴があること,さらに重要なことは,胎児に対する影響のないことであり,こうした点が,産婦人科領域での臨床検査として,すぐれたゆえんとして高く評価されているところであろう.検査データが二次元的平面像の連続として得ることができるので,立体的な観察が可能であることは,臨床上はなはだ有利なところであり,妊娠子宮内情報のみでなく.婦人科腫瘍の診断に広く応用され始めている理由の1つでもある.
本編では,婦人科腫瘍診断の現況について,実例写真を中心にして述べてみたい.
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