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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻13号

1975年12月発行

今月の主題 SLE—成因から治療まで

SLEの臨床的概念

著者: 勝正孝12 権田信之3

所属機関: 1国立霞ケ浦病院 2慶大内科 3川崎市立川崎病院・内科

ページ範囲:P.1892 - P.1895

文献概要

はじめに
 SLEは,Kaposi(1872)に指摘された当初は慢性の皮膚疾患と考えられていたが,Osler(1895)は皮膚病変は常に存在するとは限らないこと,さらに関節,心,腎,消化管などに広く病変を有する系統的疾患であることを明らかにした.その後Baehr1),Klemperer2,3),Schifrinsらの臨床的ならびに病理学的研究により,本疾患は代表的な膠原病として取り扱われるようになった.近年,SLE患者の家系調査4,5),双生児の研究6,7)などにより,本疾患の発症に遺伝的素因が関与していることが明らかとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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