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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻13号

1975年12月発行

文献概要

今月の主題 SLE—成因から治療まで SLEの診断

Overlapping症候群

著者: 橋本博史1

所属機関: 1順大内科

ページ範囲:P.1924 - P.1927

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はじめに
 各種膠原病疾患はそれぞれ特徴ある病像を認めろこともさることながら,臨床的,免疫学的,病理学的に共通性や類似性も認められる.それら共通類似性の中にも主たる疾患に他の膠原病ないし近縁疾患が共存したり,特徴とされる病像がcross overする症例がみられる.
 これらの症例はoverlapping症候群と称せられるが,共存する病像なり疾患が主たる疾患の部分症であるのか,重複・重合であるのか,その解釈に問題のあるところであり,各種膠原病の病因追究やoverlapを示す症例の全経過にわたる臨床的,免疫学的,病理学的プロトコールの集積・解析による究明が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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