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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻13号

1975年12月発行

文献概要

今月の主題 SLE—成因から治療まで 症例

一卵性双生児の一方に発症したSLEの1例—免疫学的・遺伝学的研究

著者: 橋本嘉1 中野啓一郎2 横張龍一3

所属機関: 1東大・物療内科 2東大・内科 3国立病院医療センター

ページ範囲:P.1950 - P.1953

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 全身性エリテマトーデス(SLE)は代表的な自己免疫疾患とみなされており,その自己抗体産生機構の解明がSLEの病因追求の中心課題となっている.一方最近,マウスにおいては,免疫応答が遺伝的支配をうけており,その免疫応答遺伝子が重要組織適合抗原(H-2抗原)と密接な関係のあることが明らかにされ1,2),この免疫応答遺伝子の病因論的役割が研究されている.そして,ヒトにおいても組織適合抗原(HL-A)と疾患との関連が注目されている.筆者らは,一卵性双生児の片方,およびその伯母にSLEの発症をみた家系を経験し,免疫学的,遺伝学的検討を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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