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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻13号

1975年12月発行

内科専門医を志す人に・私のプロトコール

XII.口答試験に対する心構え

著者: 西崎統1

所属機関: 1聖路加国際病院・内科

ページ範囲:P.1992 - P.1993

文献概要

口答試験のポイント
 内科専門医試験は,まず第一次は主として筆答で,第二次は口答試験とに分かれている.筆答試験については,何回か内科学会雑誌にも掲載されたことがあるが,multiple-choice方式である.第一次試験に合格すると第二次試験を受ける資格を得る.
 そこで,口答試験に際してはプロトコールが大切になってくるように思われる.まず各分野のプロトコールについては,なるべくならば同じような疾患に偏らないように注意して提出した方がよい.その形式はとくに規定されていないようであり,各病院の様式を用いてよいが,受持期間,病名などの事項はもちろん,病歴としての特徴的な内容を明確に記載しておけばよい.症例によっては詳しく書いた方が良い場合もあるし,また,比較的簡単な場合もあるが,少なくとも1,000字以上には要約することが望ましい.もちろん,外科への転科例については手術所見,さらに病理所見があれば,そのコピー,また,剖検例について剖検記録も一緒に提出することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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