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臨床病理医はこう読む
血液ガス分析(2)
著者: 井川幸雄1
所属機関: 1慈恵医大中検
ページ範囲:P.2012 - P.2013
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データは,低酸素血症,高炭酸ガス症,呼吸性アシドーシスの呼吸不全の徴候がそろっている.またスパイログラフィーは肺活量の減少と1秒率正常で,いわゆる拘束性障害の典型である.この例について臨床生理的な考察をしてみよう.
まず呼吸不全の有無を確認したり,その重症度を判断する基本は動脈血のデータで,Pao2,Paco2,pHの測定は不可欠で,緊急の場合でも酸素吸入などをはじめる前に動脈採血をすることが必要で,この技術に習熟することをすべての医師にすすめたい.
データは,低酸素血症,高炭酸ガス症,呼吸性アシドーシスの呼吸不全の徴候がそろっている.またスパイログラフィーは肺活量の減少と1秒率正常で,いわゆる拘束性障害の典型である.この例について臨床生理的な考察をしてみよう.
まず呼吸不全の有無を確認したり,その重症度を判断する基本は動脈血のデータで,Pao2,Paco2,pHの測定は不可欠で,緊急の場合でも酸素吸入などをはじめる前に動脈採血をすることが必要で,この技術に習熟することをすべての医師にすすめたい.
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