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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻2号

1975年02月発行

文献概要

今月の主題 血液ガスの基礎と臨床 呼吸と血液ガス

酸塩基平衡

著者: 大塚洋久1

所属機関: 1北里大内科

ページ範囲:P.156 - P.157

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 生体は体液の水素イオン濃度が高い時は酸の排泄量を増し,低い時はそれを減らして体液水素イオン濃度を一定に維持しようとする.そのほかに,体液自体が水素イオン濃度の変化を緩衝する能力を持っている.すなわち体液の水素イオン濃度を外部から変化させようとすると体液の中の化学平衡関係が変化して,その結果起こる反応は水素イオン濃度の変化を小さくする方向へ進行する.このような体液の緩衝能力と諸臓器の調節機能が総合された結果が,血液のpHやPco2,あるいはbase excessなどの酸塩基平衡諸量として表されるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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