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文献概要
術後障害とその管理
胃切除後の障害 その2
著者: 柴田一郎1 牧野永城
所属機関: 1聖路加国際病院外科
ページ範囲:P.224 - P.227
文献購入ページに移動牧野 そんなことはないですね.元来腸内に生理的にある細菌が増えるということで,たいした病原性を発揮するわけもなく,ただ代謝に影響することがある位じゃないのでしょうか.胆汁酸が分解されて脂肪の消化が悪くなるとか,この細菌がビタミンB12を吸着利用するか,または破壊するかによってビタミンB12の不足が起こりやすいとかいわれるわけです.
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