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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻3号

1975年03月発行

今月の主題 心身症からみた症候群

心身医学の歴史

著者: 筒井末春1

所属機関: 1東邦大第2内科

ページ範囲:P.258 - P.259

文献概要

アメリカにおける心身医学
 Psychosomatic Medicineの歴史をひもとくと,まず,なんといってもアメリカの精神科医であるDunbar, F. の名をあげねばならない.彼女は1939年に初めて心身医学関係の雑誌としてPsychosomatic Medicineを発刊し,次いで1944年,American Psychosomatic Societyを結成した.これがアメリカにおける心身医学の起源であり,その後心身医学の普及・体系化に貢献した学者が次々出現し,Weiss, E.,English, O. S.,Alexander,F. などが心身医学に関する名著をあらわしている.
 しかし,アメリカで心身医学のパイオニアとして活躍した人々はほとんどが精神分析の流れをくむ学者であって,これを一気に臨床医学にとり入れたものの,徐々にそのもつ限界が明らかにされるに到った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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