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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻4号

1975年03月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VI.血液検査

赤血球形態

著者: 高久史麿1

所属機関: 1自治医大内科

ページ範囲:P.482 - P.484

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異常を示す疾患
 末梢血液中の正常赤血球は直径7.5〜8.3μmの扁平円形の血球で,中心部がうすくなっている.その形態の異常は大部分の貧血症の患者で認められ,鑑別診断上重要な役割を果たしている.しかしながら,一部の楕円赤血球症の如く,あきらか強形態異常があるにもかかわらず貧血のない症例があり,また逆に再生不良性貧血のように高度の貧血症があるにもかかわらず赤血球の形態にほとんど異常を認めない症例もあるので注意を要する.図および表は赤血球形態異常の種類と特徴的な変化,特有な変化を起こす主要な疾患をまとめたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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