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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VIII.血液化学検査
文献概要
異常値を示す疾患
血清蛋白を電気泳動すると易動度の早いものからアルブミン,α1,α2,βおよびγの5分画に分かれる,この分画像に異常がみられる場合,その変動が特定疾患に直結することは少なく,また別の疾患でも同様の変動を示すため,血清蛋白異常を原因論的立場からとらえることはむずかしく,蛋白代謝の立場から分類するのが適当と思われる。表に血清蛋白分画異常像の基本型を示し,異常像をきたす代表的な原因疾患を記す.
蛋白不足型 発生機序から栄養不足型と非選択性蛋白漏出型に分類される.前者は飢餓,悪液質,内分泌疾患,吸収不良症候群などで,後者は蛋白漏出性胃腸症,滲出性皮膚疾患,胸腹水貯留をきたす疾患などでみられる.
血清蛋白を電気泳動すると易動度の早いものからアルブミン,α1,α2,βおよびγの5分画に分かれる,この分画像に異常がみられる場合,その変動が特定疾患に直結することは少なく,また別の疾患でも同様の変動を示すため,血清蛋白異常を原因論的立場からとらえることはむずかしく,蛋白代謝の立場から分類するのが適当と思われる。表に血清蛋白分画異常像の基本型を示し,異常像をきたす代表的な原因疾患を記す.
蛋白不足型 発生機序から栄養不足型と非選択性蛋白漏出型に分類される.前者は飢餓,悪液質,内分泌疾患,吸収不良症候群などで,後者は蛋白漏出性胃腸症,滲出性皮膚疾患,胸腹水貯留をきたす疾患などでみられる.
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