文献詳細
文献概要
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VIII.血液化学検査
コレステロール
著者: 水本隆章1 山崎晴一朗1
所属機関: 1久留米大・内科中検
ページ範囲:P.562 - P.563
文献購入ページに移動異常値を示す疾患
血清コレステロールが,動脈硬化と関係のあることは古くよりいわれてきたことであり,重要なものであるが,他面,測定法による技術的誤差も問題となり,それらの事柄を考えてもコレステロールの異常値は脂質代謝異常を知る上でも最も有力な指標となる.食餌およびアルコールの影響は常に考えておかなければならない.同時にトリグリセライドの測定が,これらの判断の助けになる.次に血清コレステロール異常をきたす疾患群を表にあげる.
血清コレステロールが,動脈硬化と関係のあることは古くよりいわれてきたことであり,重要なものであるが,他面,測定法による技術的誤差も問題となり,それらの事柄を考えてもコレステロールの異常値は脂質代謝異常を知る上でも最も有力な指標となる.食餌およびアルコールの影響は常に考えておかなければならない.同時にトリグリセライドの測定が,これらの判断の助けになる.次に血清コレステロール異常をきたす疾患群を表にあげる.
掲載誌情報