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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻4号

1975年03月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VIII.血液化学検査

遊離脂肪酸(FFA)

著者: 福井巌1

所属機関: 1京府医大臨床検査

ページ範囲:P.566 - P.569

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異常値を示す疾患
 血漿中のFFAの濃度は非常に不安定なもので,わずかの刺激に対して敏感に変化する.とくに栄養および神経内分泌性の影響を敏感にうける.血漿中の量はほかの脂質にくらべて非常に少ないが,turn overが非常に早く,エネルギー源として重要な役割を果たしている.
 ほかの脂質と異なり,ただ1回の測定のみで疾患の診断的意義を有するばあいが少ない.むしろある刺激を加えてFFAの変化を見て,それらの刺激の生体内代謝におよぼす影響を見るばあいが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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