文献詳細
文献概要
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VIII.血液化学検査
遊離脂肪酸(FFA)
著者: 福井巌1
所属機関: 1京府医大臨床検査
ページ範囲:P.566 - P.569
文献購入ページに移動異常値を示す疾患
血漿中のFFAの濃度は非常に不安定なもので,わずかの刺激に対して敏感に変化する.とくに栄養および神経内分泌性の影響を敏感にうける.血漿中の量はほかの脂質にくらべて非常に少ないが,turn overが非常に早く,エネルギー源として重要な役割を果たしている.
ほかの脂質と異なり,ただ1回の測定のみで疾患の診断的意義を有するばあいが少ない.むしろある刺激を加えてFFAの変化を見て,それらの刺激の生体内代謝におよぼす影響を見るばあいが多い.
血漿中のFFAの濃度は非常に不安定なもので,わずかの刺激に対して敏感に変化する.とくに栄養および神経内分泌性の影響を敏感にうける.血漿中の量はほかの脂質にくらべて非常に少ないが,turn overが非常に早く,エネルギー源として重要な役割を果たしている.
ほかの脂質と異なり,ただ1回の測定のみで疾患の診断的意義を有するばあいが少ない.むしろある刺激を加えてFFAの変化を見て,それらの刺激の生体内代謝におよぼす影響を見るばあいが多い.
掲載誌情報