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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻4号

1975年03月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VIII.血液化学検査

ビリルビンと黄疸指数

著者: 亀谷麒与隆1 岡崎勲1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.579 - P.582

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 黄疸とは 黄疸とは血清ビリルビン値が過剰(1mg/dl以上)になった状態と定義されている.したがって黄疸の程度は血清ビリルビン値の定量により決定されるのであるが,皮膚・粘膜の黄染はビリルビンの増量による場合が一般であるために,簡便法として血清の黄色調を比色定量する黄疸指数(Meulengracht法)が用いられてき九すなわち血清を生食水で希釈して標準液(重クロム酸カリ0.01g/dl)の濃度と一致するまでに要した希釈倍数で表わされ,ビリルビン1mg/dlが黄疸指数10にほぼ対応する.健康人血清の黄疸指数は4〜6単位,血清総ビリルビン値は0.2〜0.8mg/dlである.血清総ビリルビン値が2mg/dl以上となると黄疸として認識できるので顕性黄疽,それ以下の場合には潜在性黄疸と呼ぶことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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