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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント VIII.血液化学検査
Mg
著者: 大野丞二1 吉田政彦1
所属機関: 1順大内科
ページ範囲:P.600 - P.601
文献購入ページに移動 生体内Mg Mgは生体内に広く分布し,陽イオンとしては4番目に多く存在している.分布はKと類似して細胞内液が主体となっている.細胞内濃度は約28mEq/Lで多くの酵素機構に関与し生体の生理的反応に重要な役割を果たしている.生体内全Mg量は成人で1,800〜2,300mEqであり,その半分は骨組織に存在し,その他は実質臓器や筋肉を中心とする軟部組織内に分布している.細胞外液中には約30mEqのMgが存在する.
日常摂取している食事中には約30mEqのMgが含まれているが,実際に必要なMg量は1日18mEqで十分である.供給源は緑色野菜の葉緑素であるので,野菜嫌いの人,長期間非経口栄養をしている患者や胃腸液喪失患者などではMg欠乏をきたしやすい,過剰摂取されたMgは腸管から吸収されずにそのまま糞便中に含まれて体外に排出されてしまう.
日常摂取している食事中には約30mEqのMgが含まれているが,実際に必要なMg量は1日18mEqで十分である.供給源は緑色野菜の葉緑素であるので,野菜嫌いの人,長期間非経口栄養をしている患者や胃腸液喪失患者などではMg欠乏をきたしやすい,過剰摂取されたMgは腸管から吸収されずにそのまま糞便中に含まれて体外に排出されてしまう.
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