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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント X.内分泌機能検査
血漿ACTH測定
著者: 松倉茂1
所属機関: 1神戸大・第3内科
ページ範囲:P.646 - P.647
文献購入ページに移動 血漿ACTHは,以前は操作が繁雑な生物学的測定法により,近年ではradioimmunoassayにより,主に研究室レベルで測定されてきた.しかしながら比較的小分子(分子量4.500)のACTHに対して,pgのオーダーの微量な血漿濃度を直接測定できるような優れた抗血清を作製することはきわめて困難であり,このことがACTHのradioimmunoassayの広い臨床横よを現在でも妨げている.
最近,抽出操作を併用した血漿ACTHのradioimmunoassayのキット(科研化学)も商品化されているが,今後さらに鋭敏な抗血清が作製され,血漿ACTH測定も臨床生化学的検査の1つになることが期待される.
最近,抽出操作を併用した血漿ACTHのradioimmunoassayのキット(科研化学)も商品化されているが,今後さらに鋭敏な抗血清が作製され,血漿ACTH測定も臨床生化学的検査の1つになることが期待される.
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