文献詳細
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
XI.腎機能検査
文献概要
異常値を示す疾患
PSP排泄試験は,腎の血行循環動態的性能を示す機能検査のうちでは,最も実施容易であり,かつ成績に誤差混入の機会の少ない有用な検査といえる.15分値がRPF(CPAH)と相関が高いことから,RPFの代用とするのが第1の目的であるが,さらに経時的排泄をみることにより,次のような利点がある.
①尿路死腔の有無,大きさの程度が推定できる(後述).②任意の時刻の採尿の値より,15分,30分など標準時刻値の推定が可能である(後述).③標準時採尿の完全性をチェックできる(尿路死腔のない場合).④腎機能障害の程度が推定できる.
PSP排泄試験は,腎の血行循環動態的性能を示す機能検査のうちでは,最も実施容易であり,かつ成績に誤差混入の機会の少ない有用な検査といえる.15分値がRPF(CPAH)と相関が高いことから,RPFの代用とするのが第1の目的であるが,さらに経時的排泄をみることにより,次のような利点がある.
①尿路死腔の有無,大きさの程度が推定できる(後述).②任意の時刻の採尿の値より,15分,30分など標準時刻値の推定が可能である(後述).③標準時採尿の完全性をチェックできる(尿路死腔のない場合).④腎機能障害の程度が推定できる.
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