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臨床病理医はこう読む
血清蛋白分画像(4)
著者: 河合忠1
所属機関: 1自治医大臨床病理
ページ範囲:P.856 - P.857
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血清総蛋白濃度が9.2g/dlと著しく増加し高蛋白血症が明らかである.高蛋白血症は一般総合病院における全患者の約6%程度の割合で遭遇するが,9.0g/dl以上という著明な高蛋白血症を伴うのはほとんどが多発性骨髄腫である.きわめてまれに多クローン性高γグロブリン血症でみられることもある.
血清総蛋白濃度が9.2g/dlと著しく増加し高蛋白血症が明らかである.高蛋白血症は一般総合病院における全患者の約6%程度の割合で遭遇するが,9.0g/dl以上という著明な高蛋白血症を伴うのはほとんどが多発性骨髄腫である.きわめてまれに多クローン性高γグロブリン血症でみられることもある.
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