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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻6号

1975年05月発行

今月の主題 出血傾向の新知識

出血傾向をみたとき

婦人の出血

著者: 真木正博1

所属機関: 1弘前大産科婦人科

ページ範囲:P.902 - P.903

文献概要

 出血はすべて病的なものであるが,女性の月経のみは例外である.しいていえば,分娩時の正常範囲内での出血も生理的といえよう.
 さて,女性に月経以外の出血をみた場合に,どのような疾患を考えるかという設問であるが,性器出血の性状および出血をきたしている婦人の年齢から診断のいとぐちを考えたらよいと思われるので,その線に沿って稿を進めたい.なお,出血傾向といっても男女共通なものが多いので,性器出血一般を合めることにしたい.ただし,妊娠中期以降の出血については,腹部を触診すれば妊娠と関係のある出血であることはすぐわかるはずであるから,これは特殊なものを除いて省略したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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