icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina12巻6号

1975年05月発行

今月の主題 出血傾向の新知識

出血傾向のみられる諸疾患

膠原病

著者: 畔柳武雄1

所属機関: 1埼玉医大第1内科

ページ範囲:P.940 - P.943

文献概要

はじめに
 膠原病グループに属する疾患にはそれぞれ臨床所見および免疫学的所見に特徴がある.たとえば結節性動脈周囲炎は,白血球増多,好酸球増多を示すことが多いが,高免疫グロブリン血症や血中自己抗体の出現は比較的少ない.これに反しSLEでは,白血球減少,高免疫グロブリン血症および自己抗体陽性が常にみられる.したがって膠原病の各疾患についてそれぞれの出血傾向を述べなければ,"膠原病と出血傾向"という与えられた標題にふさわしくないわけであるが,本稿では主としてSLEにおける出血傾向について述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら