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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻6号

1975年05月発行

術後障害とその管理

乳がん手術後の再発と転移 その1

著者: 金上晴夫1 牧野永城2

所属機関: 1金上クリニック 2聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.990 - P.994

文献概要

10年間のフォローアップが必要
 金上 最近,乳がんが非常にふえているようですが,乳がんの治療はもちろん手術が最善のわけです.そこで手術をしたあと,外科ではどの程度フォローアップされているのか,そのあたりからお話しください.
 牧野 乳がんの再発は,術後2〜3年の間がパーセンテージとしては一番高いんでしょうけれども,とにかく乳がんは長い年月がたってから再発することがあるということで有名です.10年以上たってからの再発も決して珍しくありません,ですから,われわれは乳がんの手術成績を論ずる場合に,5年生存で論じると治癒の実体を見失う可能性があることをよく知っていなければなりません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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