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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻7号

1975年06月発行

文献概要

今月の主題 消化管潰瘍—診断および治療の現況 消化性潰瘍の治療

どのような時に外科的療法を行うか

著者: 四方淳一1 渡辺哲弥1 高崎幸治1

所属機関: 1帝京大外科

ページ範囲:P.1078 - P.1079

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総論的なこと
 絶対的適応 合併症による緊急手術,あるいはそれに準ずるもの,すなわち,穿孔3,5)による汎発性腹膜炎,急性大量出血1),癌化,および狭窄による通過障害が挙げられる.
 比較的適応 前記の合併症を起こすおそれのある場合,内科的療法の奏効しないもの,あるいは再燃をくりかえすものは,比較的適応とされる.具体的には,内科的療法に抗して潰瘍の縮小をみなかったり,疼痛が軽減しないもの,治療を中止すると間もなく症状が再燃するもの,出血が持続するもの,胃の著明な変形があるもの,通過障害のあるもの,悪性化のおそれのあるもの,などが挙げられる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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