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文献概要
診断基準とその使い方
肝硬変症
著者: 河田肇12
所属機関: 1大阪労災病院内科 2大阪大学
ページ範囲:P.1118 - P.1121
文献購入ページに移動英語のcirrhosisやドイツ語のZirrhoseは,黄色あるいは橙色を意味するギリシャ語のKirrosが語源で,肝臓が黄疸のために,硬く黄色くなる状態に名づけられたもので,日本語の肝硬変という字句のほうが,病態を正しく表現しているともいえる.
現在,肝硬変の定義としては,1956年の国際委員会の試案1)が広く用いられている.すなわち,
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