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文献概要
今月の主題 感染症—最近の話題 細菌感染症—特殊宿主と感染
周産期と感染
著者: 高瀬善次郎1
所属機関: 1川崎医大産婦人科
ページ範囲:P.1192 - P.1194
文献購入ページに移動 周産期の感染症は,大別すれば妊娠時,分娩時および産褥時の母体,胎児,新生児,未熟児の感染にわけられる.
ところで妊婦の感染症には,ウイルス感染,原虫感染,細菌感染などがあるが,周産期の感染では圧倒的に細菌感染が多く,その大多数が,外陰部,膣内などの細菌による上行感染である.すなわち,その典型的な例としては,前期破水時の羊水中への外陰部・膣内の細菌の上昇,羊水感染,胎児子宮内感染がみられる.
ところで妊婦の感染症には,ウイルス感染,原虫感染,細菌感染などがあるが,周産期の感染では圧倒的に細菌感染が多く,その大多数が,外陰部,膣内などの細菌による上行感染である.すなわち,その典型的な例としては,前期破水時の羊水中への外陰部・膣内の細菌の上昇,羊水感染,胎児子宮内感染がみられる.
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