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今月の主題 甲状腺疾患のすべて 甲状腺機能検査 甲状腺ホルモン測定法
サイロキシン(T4)
著者: 木下文雄1
所属機関: 1都立大久保病院・放射線科
ページ範囲:P.1332 - P.1334
文献購入ページに移動 血液中の甲状腺ホルモンは大部分サイロキシン結合蛋白(Thyroxine Binding Protein;TBP)と結合しており,一部のT4はTBPと結合せず遊離T4として存在する.したがって蛋白に結合した沃素(Protein Bound Iodine;PBI)を測定しても甲状腺ホルモン量を知ることができ,このPBIの測定は信頼性の高い甲状腺機能検査法として今日まで広く一般に用いられてきた.しかしPBIの測定は操作がはなはだ煩雑であり,微量の沃素でもかなり影響を受ける難点があった.
最近のRI(Radioisotope)より測定法の目覚ましい進歩に伴い,血中T4の測定は後述のCPBA(Competitive Protein Binding Analysis)法,RIA(Radioimmunoassay)法,Receptor assay法などがPBIに代わって用いられるようになってきている.
最近のRI(Radioisotope)より測定法の目覚ましい進歩に伴い,血中T4の測定は後述のCPBA(Competitive Protein Binding Analysis)法,RIA(Radioimmunoassay)法,Receptor assay法などがPBIに代わって用いられるようになってきている.
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