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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻9号

1975年08月発行

文献概要

今月の主題 甲状腺疾患のすべて 甲状腺機能検査

甲状腺摂取率検査とシンチグラム

著者: 森徹1

所属機関: 1神戸中央市民病院・内科

ページ範囲:P.1344 - P.1351

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はじめに
 甲状腺は血中のI-を選択的に捕獲し,これを有機化して甲状腺ホルモンを合成・分泌する.この過程を観察するため,放射性ヨードを追跡子として投与し,甲状腺への放射能の摂取率を測定する検査である.最近のin vitro検査の進歩により,血中の甲状腺ホルモンやTSHのレベルは正確に測定可能となり,いわゆる機能状態を知ることは容易となったが,疾患異常の詳細を知るためには摂取率検査を行うことが必要である従来,この検査には131Iが用いられてきたが,最近では被曝軽減の目的から99mTcO4-123Iが131Iにとって代わる傾向にある.以下,まず131I摂取率について述べ,さらに最近の検査法を紹介したい.そして最後にシンチグラフィーについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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