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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻9号

1975年08月発行

今月の主題 甲状腺疾患のすべて

臨床的アプローチ 甲状腺機能亢進症の治療

放射性ヨード療法

著者: 鳥塚莞爾1

所属機関: 1京大放射線科

ページ範囲:P.1366 - P.1367

文献概要

はじめに
 甲状腺機能亢進症の治療法として,抗甲状腺剤療法,放射性ヨード療法および外科的部分切除術が行われているが,このうち放射性ヨード療法は甲状腺の選択的なヨード摂取能を利用したもので,甲状腺に集積した放射性ヨードの放出する放射線によって濾胞上皮を破壊することを目的としている,現在主に131I(半減期8日)が用いられ,簡便で治療効果のすぐれていることから広く利用されてきたが,最近,治療後の長期にわたる観察から,甲状腺機能低下症の多発が知られるようになり,再検討が行われるようになっている.以下,筆者らの経験を中心に本療法の現状について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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