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今月の主題 甲状腺疾患のすべて 臨床的アプローチ 甲状腺機能亢進症の治療
外科的治療
著者: 降旗力男1
所属機関: 1信州大第2外科
ページ範囲:P.1368 - P.1369
文献購入ページに移動 甲状腺機能亢進症には,びまん性甲状腺腫を有するtypeと,結節性甲状腺腫ないし甲状腺結節を有するtypeとがある.前者はバセドウ病,あるいは甲状腺中毒症などと呼ばれるものであり,後者はプランマー病,あるいは中毒性腺腫(toxic adenoma)と呼ばれるものである。
いわゆるバセドウ病の病因については,近年研究のめざましい進歩があり,その病因は甲状腺目体にはなく,患者血清中にあるLATS,LATSprotector,あるいはHTSなどと呼ばれる物質の作用によるものと推測されている.一方,プランマー病の病因については不明の点も多いが,その病因はLATSなどとは関係がなく,腺腫(adenoma)自体にあるものと推定されている.したがって,甲状腺機能亢進症の治療はバセドウ病とプランマー病とに分けて考える必要がある.
いわゆるバセドウ病の病因については,近年研究のめざましい進歩があり,その病因は甲状腺目体にはなく,患者血清中にあるLATS,LATSprotector,あるいはHTSなどと呼ばれる物質の作用によるものと推測されている.一方,プランマー病の病因については不明の点も多いが,その病因はLATSなどとは関係がなく,腺腫(adenoma)自体にあるものと推定されている.したがって,甲状腺機能亢進症の治療はバセドウ病とプランマー病とに分けて考える必要がある.
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