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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻9号

1975年08月発行

文献概要

今月の主題 甲状腺疾患のすべて 症例

原発性副甲状腺機能亢進症の2症例—付:スクリーニングとしての診断法

著者: 岡本重禮1 宮井啓国1 石井延久1 稲葉善雄1 永田幹男1

所属機関: 1聖路加国際病院・泌尿器科

ページ範囲:P.1395 - P.1398

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 原発性副甲状腺機能亢進症は,最近その病態生理が明らかになり,多数の報告が見られるようになった.園田ら(1972)は本邦における本症患者202例を集計し,潜在患者は本邦に約10000人はいると推定している1),本症の臨床症状は多彩であるが,その主病変は骨症状と腎の変化である.特に尿路結石は高頻度で合併する.
 われわれは頻発する尿路結石を主訴とする原発性副甲状腺機能亢進症の2例を経験したので,ここに報告するとともに,特にその診断法について若干の考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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