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文献詳細

雑誌文献

medicina12巻9号

1975年08月発行

文献概要

小児の検査

小児の脳波の特徴

著者: 丸山和子1 庄司富美子1 丸山博2

所属機関: 1松戸クリニック 2東京女子医大小児科

ページ範囲:P.1426 - P.1429

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 小児の脳波の検査法は成人と同様,可能なかぎり(年齢,知能の問題で睡眠時のみになることもあるか),覚醒時,深呼吸,光刺激そして睡眠賦活を行い判定する.覚醒時は基礎リズムの判定に,深呼吸はことに純粋小発作の判定に,光刺激はTVてんかんなど光原性てんかんの発見に,また,睡眠波は種々のてんかん波の賦活のため,重要である.
 小児脳波は成人脳波に比し,いろいろな特徴をもっている.新生児から15歳まての覚醒時の基礎律動にも,年齢を考慮し,判定しなくてはいない.また,成人にはみられない小児に特有な疾患もあり,特有の脳波所見を示すことかある.まず,正常小児脳波であるか,しばしば異常とまちがえ判定される脳波について記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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