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雑誌目次

雑誌文献

medicina13巻1号

1976年01月発行

雑誌目次

今月の主題 不整脈のハイライト 対談

不整脈患者の扱い方

著者: 石川恭三 ,   太田怜

ページ範囲:P.6 - P.16

 第一線にあって不整脈の患者を扱う場合,これだけは必ず心得ておかねばならないというポイントを,実際の症例をみながら,具体的に展開していただく.

不整脈の理解に必要な電気生理の知識

著者: 渡部良夫

ページ範囲:P.17 - P.21

 最近十余年の間に,不整脈の分野で多くの新しい発展が見られたことは,循環器病学に携わる者の斉しく認めるところであろう.ここで筆者に与えられた題目である「不整脈の理解に必要な電気生理の知識」についても,とりあげて論じたい項目が容易に30以上にも達してしまうので,とてもその全部を尽くすことはできない.したがって,それらのうち比較的重要と思われるもののいくつかを,簡単に解説するにとどめ,さらに興味を持たれる方は,他の成書を参照していただくことにしたいと思う.
 というわけで,ここでとりあげる項目を大別すると,次の6つになる.すなわち,①自動能,②不応期,③興奮過常期と受攻期,④伝導性,⑤リエントリーと興奮旋回運動,⑥刺激生成異常と興奮伝導障碍の相関といったものである.これらを順を追って解説してみよう.

不整脈と電解質

著者: 宮下英夫 ,   佐藤友英

ページ範囲:P.22 - P.27

はじめに
 電解質の代謝異常が,各種の不整脈の発生に重要な因子をなしていることは,ある種のイオン,たとえばK,Ca,Mgイオンなどの心筋細胞への流入または流出が,単独でも,またそれらの組み合わせでも心臓の調律,心筋の興奮性,伝導性に大きな影響を及ぼすことから,十分理解されるところである.電解質の代謝異常は,洞房結節,房室結節,心房筋,心室筋などにそれぞれ特有な作用を及ぼすのみでなく,交感神経,迷走神経の機能にも影響を与え,これらがすべて不整脈の発生,進展に関与する.
 一般に電解質の異常は単独のイオンの変化として起こることは少なく,多くのイオンの変化を同時に伴うことが多く,pHの変化や酵素系の異常,心筋の障害やその他の心外性障害などが共存している場合が多いので,ある種の不整脈の唯一の原因として,ある特定の電解質の異常を想定することは困難なことが多い.たとえばKの心臓に対する影響は心筋障害の程度によって異なり,老齢者では一般により過敏であったり,Kの効果はCa,Naの濃度によって影響され,Ca,NaはKに拮抗的に働くので,もしCa,Na濃度が低値を示すならば,同じK濃度でも強い影響を及ぼすことが知られている.このようなことから血清K濃度のみからK異常を考えたり,その相関をあまり重視することは,しばしば解釈をあやまる結果を招きやすい.

不整脈の新しい診断法

His東電位図

著者: 春見建一

ページ範囲:P.28 - P.31

His東電位図(His bundle electrogram)の歴史
 今日,臨床的に"His束心電図"として用いている記録方法は比較的新しく,Scherlag,Damatoらにより1969年Circulation1)に発表された方法が基本になっている.心腔内心電図をとるためのカテーテルを改良し,カテーテルの先端に電極を1cmおきに3個つけ,これを大伏在静脈から挿入,右心室に入れる.カテーテル先端を三尖弁を越えた近辺に止め、カテーテルの2個の電極から双極誘導心電図をElectronicus for Medicine社製の記録装置を用いてブラウン管上にHis東電位を観察しながら記録するものである.この際,基線の安定ならびに波形をスパイクとしてあらわすために40〜500Herzのバンドパスフィルターを用いている、カテーテル電極がHis束近辺に接触していれば,心電図のP,QRSに相当する心房波と心室波の間にスパイクが観察され,これをHis束電位図とする.筆者らはこの文献を読んで非常に興味をそそられ,たまたま筆者自身,その翌年1970年5月,New Yorkで開かれたVCGのシンポジウムに出席する機会があったので,Statten島にあるDamatoの研究室を訪れ,実際のテクニックを見学した.

人工ペーシングによるoverdrive

著者: 松尾博司

ページ範囲:P.32 - P.34

 人工ペーシングによるoverdrive法は,洞結節自動能の異常の程度を知るひとつの手段として広く用いられている.その原理は実験電気生理学的には既知のもので,BrooksおよびLuの本1)より関係ある部分を下に要約する.
 1)本来のdorninant pacemaker(この場合洞結節)に対するoverdriveの効果は,洞結節が下位のペースメーカーに対する効果と類似で,overdriveを休止すると洞結節の自動能はすぐには現れず,ある期問のasystoleをおいて徐々に現れる。このQverdrive suppressionの強さと持続時間は,ある範囲内ではoverdriveのレートおよび時間が大きいほど大となる.レートや刺激部位により,suppression後のaccelerationがみられることがある.

刺激伝達異常に関する最近の考え方

房室ブロック

著者: 真島三郎

ページ範囲:P.36 - P.37

 房室伝導系は伝導異常を起こしやすい所で,房室ブロックは代表的な伝導障害である.伝導時間の延長のみのものは第I度,間歇的に伝導の断たれるものを第II度,完全に伝導の断たれたものを第II度の房室ブロックという.I,II度は不完全,III度は完全ブロックである.部位的に房室結節部に障害のあるものとHis束以下にあるもの(両脚ブロックを含む)があり,それぞれ若干の特色がある.その概要は表に示す通りである.近年,His束の電位が記録されるようになり,His束より近位と遠位とのブロックが臨床的に区別できるようになった.

脚ブロック

著者: 戸山靖一 ,   鈴木恵子

ページ範囲:P.38 - P.41

 脚ブロックが心電図学上,右脚ブロックと左脚ブロックとにわけられたのは,Wilsonにより単極胸部誘導が開発された時のことである.そして,さらに右脚,左脚の分枝のブロックについては,その後Uhleyや筆者らが,犬についてベクトル心電図で検討するまでに,いくつかの研究はなされていた.わが国でも戦前,小林,木村(栄)教授らの発表があり,この時,右脚ブロックと左脚分枝ブロックについての検討がなされている.しかし,この時はまだ枝誘導のみの時代であったし,国際的な発表はなされなかったので,そのまま埋もれてしまった形となった.
 筆者らが阪大第3内科で,犬の右脚を前肢,後枝に,また左脚も前肢と後枝とにわけて切断実験を行い,ベクトル心電図でQRS環の変化を追及していた時は,右脚を主幹とそのさきの分枝にわけることに賛成しなかった人もあった.またUhleyの仕事にしても,筆者らの成績にしても,そこから得られたQRS環の形が,それぞれの分枝切断によって生じたとしても,一般の承認を得られてはいなかった.

副伝導路

著者: 高木誠

ページ範囲:P.42 - P.46

副伝導路とその分類
 正常心の心房と心室の間は線維輪をなす結合組織性隔膜によって遮断され,心房からの興奮は唯一の伝導路である,いわゆるHis-田原系の刺激伝導系を経て心室へ伝えられる.すなわち,房室結節とそれに続く房室束(His-田原系)があり,房室束の幹は線維輪を穿通し,ついで幹からは左右の両脚を分岐し,さらにPurkinje線維網を経て心室筋へと伝えられる.それ以外の方法で心房からの刺激が心室へ伝えられることは,正常の状態では存在しない.
 この正常刺激伝導系の最大の特徴はその中に房室結節が存在することで,そこでは生理的な伝導の遅延が行われる.房室結節内での伝導時間は,His束心電図(HBE)ではほぼAH時間に一致する.心房早期収縮が発生したり,あるいは人工的に電気刺激を加えて心房の早期脱極(PAD)を生じさせると房室結節での伝導遅延はさらに著明となり,HBE的にはAH時間が延長する.そのような場合でも,His-Purkinje系の伝導時間と考えられるHV時間は一定不変である.心房の興奮がさらに早期に発生すると,房室結節の不応期のため心房からの刺激は途絶されて心室へ伝えられなくなり,HBE的にはAHブロックとなる.

カラーグラフ

副伝導路の病理

著者: 岡田了三

ページ範囲:P.48 - P.51

 WPW症候群やLGL症候群が房室バイパス--すなわち副伝導路と密接な関係をもつことはよく知られている.
 図1はAの71.2.14心電図に示すようにB型WPW波形と,71.7.3のように早期興奮をもたない正常心電図を示した例で,連続切片作製により,Kentの最初の記載とよく一致する右心系前.側壁でBのように心外膜よりに位置する1本の副束を発見しえた.この副束による心房・心室筋の直接連結は,Cのように一般心筋の性格を示すわずか数本の心筋細胞により形成されていた.(本例は名古屋大学の外畑 巌博士の提供による)

比較的難解な不整脈

Concealed A-V conduction(潜伏伝導)

著者: 外畑巌 ,   奥村満麿

ページ範囲:P.53 - P.56

 Concealed A-V conduction(CAVC)は,1948年Langendorf1)により臨床心電図学に導入された用語で,刺激が房室接合部に侵入したが,そこを完全に通過し,心房または心室へ伝導する前に消滅したことが後続事象(続いて起こる刺激伝導および生成)に及ぼす影響(後効果,aftereffects)により推測される現象を指す.後効果として,①後続刺激の伝導遅延またはブロック,②房室接合部pacemakerの刺激生成が予期される時点より遅れる,③稀に後続刺激の伝導促進,があげられる.
 CAVCの概念は古く,すでに1890年代には動物実験成積より知られており,1927年には,Kaufmannらは初めてこの概念を臨床心電図に適用した.1948年以降,CAVCはLangendorf,Pick,Katz1〜4)らにより臨床心電図で広範に研究され,臨床不整脈解析における意義が確立された.以前,CAVCの発生部位は房室結節と考えられていたが,Hoffmanら5),Mooreら6,7),Watanabeら8)による微小電極法,近接双極法を用いた動物実験により,伝導途絶は房室接合部のみならず,His-Purkinje系で,また房室接合部の種々なlevelで起こることが立証された.これらのことは,房室伝導系が電気生理学的特性の異なる種々な心筋組織より構成されていることより,容易に理解しうる.

Aberrant conduction(変行伝導)

著者: 橋場邦武

ページ範囲:P.57 - P.59

 明らかに上室性起源のQRSであり,しかも脚ブロックが存在しないのにQRSに変形の認められる場合がある.これがaberrant conductionまたは変行伝導とよばれるものである.
 たとえば図1の例ではV1に3つの心房性期外収縮がみられるが,そのQRSは洞調律のQRSに比してrが低く,明らかに形が異なっている.これは比較的軽度の変行伝導によるQRSの変形である.

Supernormal conduction(過常伝導)

著者: 五十嵐正男

ページ範囲:P.60 - P.63

 supernormal conduction(過常伝導)という奇妙な現象が稀に不整脈心電図の中でみられることがある.これは房室ブロックや脚ブロックなどの伝導障害のある例で,1拍だけその伝導障害の程度がよくなったり,あるいは正常に戻り,その理由がほかには説明しようがない時を指している1〜3)
 その本態について,本当に伝導性が回復・改善されたのかどうかで議論が分かれているが1〜8),どうも見せかけの改善があるのみで,伝導障害部位での真の伝導性改善があるのではないという考え方が主流を占めているようである.

Reciprocal beat(回帰収縮)

著者: 比江嶋一昌

ページ範囲:P.64 - P.67

 reciprocal beat(回帰収縮)とは,心臓内のある場所(洞結節,心房,房室接合部または心室)に発生したインパルスが,短時間の間に房室伝導系,とくに房室結節のなかを往復して,もとの場所へ戻り,再びその場所の興奮をひき起こすという変わったタイプの不整脈で,reentryの一型とみなされる.
 reciprocal beatが心電図的に初めて記載されたのは,1915年,White1)によってであり,以後この種の報告例が文献上散見されてきた.その間,reciprocal beatはreturn extrasystole,return beator systole,reexcitation beatなどと呼ばれ,現在ではecho(beat)ともいわれている.このreciprocal beatが2個続く場合には,reciprocal rhythm,reciprocating rhythm,echoesなどと呼ばれる.また,最近では,発作性"上室性"頻拍例の多くは,reciprocal beatが早い頻度で連続したものに相当することがわかっており,reciprocating tachycardiaと呼ばれる.

不整脈に対する救急処置

発作性頻拍

著者: 中村芳郎 ,   綾部隆夫

ページ範囲:P.68 - P.69

 発作性頻拍はその発生部位により心房性(atrial),結合部性(junctional),および心室性(ventricular)に大別できる.多くの場合,これらの異所性頻拍によって心拍出量の低下をきたす1).症状の強弱は単に心拍数の違いのみによってきまるのではなく,不整脈の種類患者の年齢や全身状態,心疾患の有無,心筋予備力の程度,それに患者の感受性によって異なってくる.たとえば,若い健康な人に起こった発作性心房細動が重篤な症状をひき起こすことは少ないが,僧帽弁狭窄症患者の心拍数の多い心房細動を放置すると肺水腫まで発展しかねない.

リドカインの使い方

著者: 成沢達郎

ページ範囲:P.70 - P.72

 リドカインは1943年,Löfgrenによって合成された局所麻酔薬であるが,1950年にSouthworthらが,心臓カテーテル実施中に起こった心室頻拍,心室細動に使用し,有効な抗不整脈薬として報告された。1960年以来,広く一般に使用され,とくに心手術中に起こる心室性不整脈や,ジギタリス中毒,心筋硬塞の際に起こる不整脈に対しては好んで繁用されている.リドカインは比較的安全性が高く,心房性不整脈よりは心室性不整脈の治療に有効である.

CCUにおける不整脈にどう対処するか

著者: 細田瑳一

ページ範囲:P.73 - P.75

 CCUは,主として心筋梗塞急性期の不整脈死を救い,合併症を予防治療する目的で創設されたものであるが,わが国では,急性心筋梗塞が少ないこともあって,内科的心疾患,とくに不整脈を合併するものの観察治療病棟として用いられている1).したがって,急性心筋梗塞,中間型冠状症候群などの虚血性心疾患とともに,Adams-Stokes症候群や発作性頻拍症が対象となる.不整脈の治療は原因疾患や合併症によって異なり,その効果予後にも差があることは当然であり,重症な合併症があると治療は困難である.

心臓手術後の不整脈

著者: 岩喬 ,   三崎拓郎

ページ範囲:P.76 - P.78

救急処置の原則
 心臓手術後の不整脈は,極く軽度のものから,死につながる重篤なものまで種々の種類のものが多くの症例にみられる.これらの不整脈は低心拍出状態を惹起し,術後回復を遅延させるのみならず,症状を悪化させ,ときに致命的なものに進行することもあり,不整脈に対する救急処置としては確実,かつ,即効的な治療を行う必要がある.心臓手術後には,ほとんど常にジギタリスが使用されるし,とくに体外循環を使用した後は電解質pHの補正が行われる.これらはすべて術後の不整脈に対する治療となっている.また,不整脈の種類に応じて,抗不整脈剤が使用されるのは,手振に関係のない不整脈における内科的治療と同様である.実際,心臓手術後,種々の薬剤による不整脈療法が行われている.しかし,一般的に治療効果が速効的でなく,安定した効果を得られぬことがあり,しかも副作用を有するなど不都合な面がある.そこで教室では,ペーシング療法を第一選択とし,術中あらかじめ心房あるいは心室に縫着したワイヤーを利用して,術後ペーシングする方法をとり効果をあげている1,2).薬剤,電解質の投与が必要であれば,ペーシングと併用すればよい.また,不整脈が術後長期間継続,あるいは頻回に生ずる場合は,ペースメーカー植え込み,または高周波誘導型ペースメーカーの使用が考慮される3).これらペーシング療法は直流除細動とともに,容易,的確,しかも即効的に不整脈を制御できる4)

ジギタリス中毒の不整脈

著者: 田嶋経躬 ,   村田和彦

ページ範囲:P.80 - P.81

 ジギタリス剤は心不全や種々の不整脈の治療に欠くことのできない薬剤であるが,その使用にあたっては常に副作用の出現に注意し,十分慎重でなければならない.ジギタリス中毒は,投与例の8〜20%に出現し,中毒例における死亡率は20%以上にのぼるといわれている1)
 ジギタリス中毒にあらわれる諸症状のうちでも,不整脈は最も頻度の高いものであり,約80%に認められる.早期にこれが発見された場合には,単に投薬の中止のみで回復するのが普通であるが,これに気づかずに投与を続けた時には致命的となるものであり,したがって,ジギタリスによる不整脈の治療の第一歩は,まずこれを見逃さぬように注意することであるといえよう.

グラフ

除細動器と人工ペースメーカー

著者: 遠藤真弘 ,   横山正義 ,   関口守衛 ,   今野草二

ページ範囲:P.85 - P.91

除細動器(図1)
 近年のME機器の発達は著しく,とくに不整脈に対する進歩には目をみはるものがある.経験的に古くから,通電することにより心室細動が生じたり,逆に除細動し得ることが知られていた.初めて臨床例で手術中に直接,心臓に通電し,除細動を試みたのはBeck1)である.次いでZoll(1956)2)は体外式に除細動を施行した.Kouwenhoren(1960)3)は心蘇生法のひとつとして用いた.そしてLown(1962)4)によって,直流通電がより利点の多いことを報告され,現在に至っている.
 原理は,電流を短時間通電して各々の心筋細胞の脱分極を瞬時に同一化し,各心筋細胞の興奮と刺激伝導を正常化するものである.

理解のための10題

ページ範囲:P.82 - P.84

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内科専門医を志す人に・トレーニング3題

著者: 河田肇 ,   岡安大仁 ,   三條貞三

ページ範囲:P.93 - P.95

 問題1. 16歳の男子,家族歴,既往歴とくになし.2年前水泳後腰痛,嘔気あり,1〜2日安静にて軽快.昨年運動後腰痛,嘔吐,乏尿あり,整形外科および泌尿器科を受診したが,血尿,蛋白尿以外特別な所見なし.数日後尿所見正常となるも,運動を休んでいたが,今年5月,再び運動後四肢倦怠感,腰痛とともに嘔吐3回あり,その夜急患として入院.
 体温37.3℃,血圧116/68,胸部X-P正常,黄疸(-).BUN42mg/dl,血清クレアチニン5.7mg/dl,GOT79,GPT20,血漿乳酸値上昇,血清蛋白7.2g/dl,A/G1.3,血清ハプトグロビン正常,尿:暗赤色,蛋白(±),赤血球30〜40/HP,白血球6〜8/HP,沈渣:尿細管上皮細胞(⧺),顆粒円柱(+),色素円柱(+),オルトトリジン反応(+),尿滲透圧289mosm/l,尿Na濃度76mEq/l,Hb13.89/dl,血小板12×104,白血球数10300,cRP(⧺),血沈18/h,RA(-),ANA(-),ASO250U,CPK450U/l,血漿Na濃度138mEq/l,K濃度5.6mEq/l,Cl97mEq/l,Ca2.2mEq/l.

内科専門医を志す人に・私のプロトコール

消化器

著者: 革島恒徳 ,   梅村康順

ページ範囲:P.97 - P.99

 消化器疾患には,食道,胃,十二指腸,小腸,大腸,肝,膵,胆道系疾患などがある.炎症性,腫瘍性との区別も考慮におき,プロトコールを平均して提出することが望ましく思われる.
 研修中,最近注目されている疾患,興味ある症例に接する機会があれば,それに越したことはない.しかし平凡な症例についても,取り扱いの理解が必要である.

演習・X線診断学 消化管X線写真による読影のコツ・1

食道および胃のルーチン検査

著者: 熊倉賢二 ,   久直史

ページ範囲:P.101 - P.107

 演習・X線診断学では,昨年,大澤忠先生を中心に,単純写真の読影のコツについてご解説いただいたが,今回からは消化管のバリウム造影写真の読影について,前半(食道,胃)を熊倉先生,後半(小腸,大腸)を吉川保雄先生を中心に,1年間ご連載いただく.
 私共は,食道および胃のルーチン検査を次のようにしています.もちろん暗室透視台または近接X線TV装置による検査です

診断基準とその使い方

劇症肝炎

著者: 太田康幸

ページ範囲:P.109 - P.112

はじめに
 1946年,LuckéおよびMallory1)は,第二次世界大戦に際して,戦地で兵士たちのあいだに流行した重篤で劇的な経過をとるウイルス肝炎患者の病理解剖所見について記載した.彼らが観察した196例の剖検例のうち半数以上は発症後10日以内に死亡し,およそ3/4例は3週間以内に死亡しており,このような症例を彼らは流行性肝炎の劇症型と呼び,通常の良性の経過をとる症例と区別することを提案したのである.かつてカタル性黄疸と呼ばれた黄疸患者が,肝生検法の普及と臨床疫学的研究によってウイルス肝炎であることが明らかにされたのは,RoholmおよびIversen2)やNeefeら3)の功績に負うところ大であるが,通常,良性の経過をとる急性ウイルス肝炎に対して,戦地での兵士たちのあいだで流行した超急性の経過をとる肝炎患者の在存は,急性黄色肝萎縮ないし赤色肝萎縮もまたウイルス肝炎の特殊型として,その病因との関連が明らかにされたことで,ウイルス肝炎研究での一時期を画したといえよう.

赤血球酵素欠乏症と異常症

著者: 三輪史朗

ページ範囲:P.113 - P.116

 与えられたテーマの解説は大変むずかしいので,明快に割り切った形の解説でなく,どう理解しておいたらよいかを述べる.

外来診療・ここが聞きたい

持続性の顕微鏡的血尿

著者: 西崎統 ,   三條貞三

ページ範囲:P.118 - P.120

 患者 E. A. 49歳 主婦.
 家族歴 特記すべきことなし.

ECG読解のポイント

歩行時の息苦しさを主訴とする53歳女性の例

著者: 森杉昌彦 ,   太田怜

ページ範囲:P.121 - P.123

〈症例〉患者:S. N. 53歳,女 初診:昭和50年5月6日 主訴:歩行時の息苦しさ.
 現病歴:昭和41年7月(44歳)頃,高血圧(150/110)を指摘され,以来定期的に内科医を受診し,降圧剤の服用を続けている.

臨床病理医はこう読む

血液ガス分析(3)

著者: 井川幸雄

ページ範囲:P.124 - P.125

症例 40歳 男性
動脈血 pH 7.32,Po2 58mmHg,Pco2 30mmHg,血漿重炭酸 15mEq/l
血清 Na 123mEq/l,K 5.7mEq/l,Cl 90mEq/l,BUN 150mg/dl,クレアチニン 9.0mg/dl,T.P. 59/dl,アルブミン 2g/dl

図解病態のしくみ 炎症のしくみ・5

炎症と抗炎症剤

著者: 水島裕

ページ範囲:P.126 - P.127

 炎症性疾患は,図1に示したように,実に数多くのものがある.その治療法はそれぞれ当然異なるが,代表的なものは,抗生剤療法を中心とする化学療法と抗炎症療法である.
 炎症とは元来,生体の防御反応であるので,炎症のすべてを抑制することは,一般には正しくない.しかし,炎症反応には通常不必要なもの,あるいは過度のものがあり,抗炎症療法をうまく行う必要がある.これは,感染症であっても,また,修復機転が大切な炎症であっても同じである.過度の炎症反応は,しばしば機能障害を残すものである.このように考えると,抗炎症療法は,臨床上,多数の疾患について必要なことである.

新薬の使い分け

新しい抗結核薬TuberactinomycinとRifampicin—ことにRifampicin使用による短期化療

著者: 岩崎龍郎

ページ範囲:P.128 - P.130

Tuberactinonlmycin
 抗結核薬の中で,最も新しく登場したのは,Tuberactinomycinである.化学構造上も抗菌的にもViomycinと非常に近いもので,VMとは互いに交互耐性がある.また,VMと同じく,SMには交互耐性はなく,しかし,KMに対してもVMと同様,KM耐性菌にはTuberactinomycinはおおむね感性だが,Tuberactinornycin耐性菌にはKMは耐性だという性質がある.結核菌に対する抗菌力は,SMよりはもちろん,KMよりも弱いが,VMとはほぼ同等である.したがって,SMに耐性を生じた後,KMを使用し,KMにも耐性となれば,Tuberactinomycinを使用するという順序に従う.この点,VMと同じ取り扱いであるが,VMよりも第8脳神経および腎に対する障害が少ないので,今後VMに代わって使用さるべき薬である.そのことは,これが日本で開発された薬であるということのみではない.

開業医学入門

新しく内科を開業する人のために

著者: 柴田一郎

ページ範囲:P.131 - P.133

 私の開業は,いまの常識から考えると,いささか若すぎた.戦後の経済事情のためであった.それだけに保険医として開業20年を過ぎた現在,過去をふりかえってみると,ああすればよかったとか,あのことを知っておれば失敗しなかったのに,と思うようなことがあまりにも多い.
 もし私の子が,これから私のように内科を開業するとしたら,そのとき父として先輩として,子供にアドバイスしておきたいと思う私独自の経験的内科学—"學"とはおこがましいが,将来はできてもよいと思うので使用する—といった内容を,私自身の体験をもとにして,事務的なものも含めて述べてゆくつもりである.

診療相談室

爪における黒褐色の色素沈着

著者: 三浦修

ページ範囲:P.134 - P.134

質問 50歳の女性.最近,両側4つの爪に,図のような,3mmほどの黒褐色の縦の沈着がみられます.頭重感のほか,とくに自覚症状はなく,また,胸腹部所見,血液・尿検査はいずれも正常です.どのような疾患が考えられるでしょうか. (東京都 N生 29歳)

oxyhyperglycemiaとその鑑別

著者: 鈴木快輔

ページ範囲:P.135 - P.135

質問 胃切除後のoxyhyperglycemiaとDMの区別についてご教示ください. (横浜市開業 Y生 47歳)

小児と隣接領域

他科の診療を必要とするとき

著者: 巷野悟郎

ページ範囲:P.136 - P.137

 幼小児は自ら症状を訴えることができないので,からだになにか異常が起こったときには,啼泣,不機嫌,食思不振など,ごくありふれた様子の変化が先行する.そしてさらに,発熱や痙攣・下痢などといった身体症状が把握される.しかし,これは当事者ではなく,主に母親が観察してとらえた症状であるから,母親の医学知識やそのときの精神状態性格などによって,医師を訪れたときの主訴は必ずしも診断にとって的確なものではない.そして多くの場合,小児だからという理由で小児内科を訪れる.
 成人であるならば耳が痛ければ耳鼻科を訪れるであろうが,小児の場合は,たとえば中耳炎であったとしても,母親が小児の耳部を圧して強く泣くことから,耳の病気ではないかと推察しない限り,啼泣や発熱などの症状から小児内科を訪れることになる.そしてここから耳鼻科診察の依頼となる.

皮膚病変と内科疾患

胼胝または皮膚硬化を主徴とする皮膚病変と内科疾患

著者: 三浦修

ページ範囲:P.138 - P.139

胼胝または皮膚硬化を主徴とする皮膚病変と内科疾患
 胼胝とはおおむね平坦な限局性角化層増殖をいい,その典型例は胼胝腫,いわゆる「たこ」である.臨床的にはしかし,角化層のみの増殖であるか,これに棘細胞層増殖も加わっているかの弁別は困難である.したがって,下記には臨床的に限局性角化層増殖と判断される皮膚病変の中の内的または全身的関連を有する病型について記する.
 胼胝 弱い機械的刺激が長時日にわたって,頻回に同一部位に加わって形成される胼胝であり,黄白色または灰黄白色を呈し,辺縁は軽度隆起して少しく硬く触れる台状の局面をなす.本現象は機械的刺激のみならず,その他の弱い物理的刺激や化学的刺激によっても生ずる.したがって,日常生活や職業に関連するのを例とし,全身的影響はなく,単に角質増殖の傾向を有することを示唆するにとどまる.しかし,日常生活や職業との関連の証されない部位に発来した場合,たとえば学童などが特定の部位を絶えずつねったり,叩いたり,噛んだり,打ちつけたりして生じた場合には心理学的検査を要するし,特定の時期から胼胝ができやすくなったような場合には脊髄癆や脊髄空洞症などの神経疾患の発症を考慮に入れる必要がある.

オスラー博士の生涯・34

オスラーの学活外動と英国医学への接近

著者: 日野原重明

ページ範囲:P.141 - P.144

 1897年はジョンス・ホプキンスの医学生の臨床教育,講演,学会活動に多忙な1年であった.この年の11月18,19日には,年頭にウェルチを会長にして結成されたメリーランド公衆衛生協会の総会がボルチモアで開かれたが,オスラーは名実ともに,この総会の世話役として働いた.

忘れられない患者

南洋テニアンでデング熱にかかる

著者: 青井立夫

ページ範囲:P.146 - P.147

 南洋テニヤンはかつての玉砕地である.中山義秀氏「テニヤンの末日」にも描かれているが,この小島での悲劇は医家にも無縁ではない.たまたま,その幕開きともいえる昭和19年4月末から6月11日まで,私はこの地の海軍航空隊にいたのであるが,灼けつくような陽光と木立のしげり,真赤な花をつけ,南洋桜とよばれていたほうおう木,さんご礁が白波を砕く,エメラルド色の海面,これらはいまもあざやかによみがえる.
 ちょうどそのころ,隊内では,当時いう,カタル性黄疸が多発していた.むろん,易疲労感,倦怠感,脱力感,頭痛,食欲不振,悪心,嘔吐ではじまり,発熱の有無,黄疸の強弱などはさまざまであった.多くは1ヵ月前後の経過で,劇症例は記憶にない.やはり,流行性のウイルス肝炎であったろう.治療は安静,食餌(まだ低蛋白,低脂肪といわれていた),消化剤投与に,高張糖液とビタミンの静注など.そして将兵患者は,黄染の痕跡が認められなくなると,いずれも完治とされ,軍務に復帰,精励していた.肝機能検査といえばビリルビン時代であり,もとよりfollow upする余裕もない事情にあった.

住血吸虫症を発見して

著者: 渡辺亮

ページ範囲:P.147 - P.147

 この十数年来,診療技術が著しく進歩してきた.そして昔,私どもが医局で担当し,"珍しい一例"として症例報告を行った患者ですら,一GPのところで偶然発見されるということも稀ではないように思われる.次に珍しいというか,一生涯忘れられない一症例を述べてみたい.
 患者は38歳の男性で配管工,主訴は慢性のテネスムス(裏急後重)を伴う下痢.身長172cm,体重68kgで,半年以上,1日数回の下痢が出没した人とは思われない体格のよい人で,スクリーニング検査として,便(潜血,虫卵),便の一般および赤痢菌培養,尿蛋白,糖,ウロビリノーゲン,沈査をみたが,いずれも異常はない.ただ,右季肋部に触れた,割に軟らかい1横指の肝臓が気になったため,脾腫,舌苔,静脈瘤などは認めなかったが,一応,肝機能検査および血液一般検査を試みた.結果は,モイレングラハト値,GOT,GPT,ALP,TP,A/G,ZTT,BSG,T-Cholesterol,Hb,R,Wなど,すべて正常であった,専門医に依頼して施行した胃レントゲン像も特変はない.困り果て,仕事の上の悩みや経済状態,さらにはSexなどにも思い切った質問を行ったが,快食(快便は別として),快眠は問題なく,食欲も十分あるようである.

Cyclopedia Medicina

Local panatrophy

著者: 古川哲雄

ページ範囲:P.151 - P.152

 1886年,Gowersは肩,上下肢に局所的な陥凹を示す35歳の女性について記載している1).彼はこれを硬皮症の一種ではないかと考えていたのであるが,1903年になって,このような病気を一独立疾患と考え,"local panatrophy"と命名した.この疾患は機能障害を起こすことがまれなため,見逃されている可能性があるとして,彼は臨床家の注意をうながそうとしたのである.しかし,彼の論文はあまり注目されず,以来local panatrophyとして報告されたものはなかった,神経学の教科書でも,わずかにS. A. K. WilsonのNeurology(1940)に記述があるにすぎない.しかし,楠井と西村2)の「稀らしい筋萎縮性疾患―1新病型か―」,豊倉ら3)の「Multifocal panatrophy」としての報告は本症にあたる.
 本症は,躯幹あるいは四肢にみられる局所的な皮膚の凹みであり,1個のことも,また多数みられることもある.大きさはさまざまで,コイン大から,一肢全体,さらにより広い範囲に及ぶものまである.皮膚の陥凹部に軽度の色素沈着や,発汗異常をみる例もあるが,多くは単なる皮膚の凹みのみで,機能障害もないのが普通である.皮膚の凹みは,その部の皮下脂肪が消失するためであるが,さらに高度になると,皮下脂肪のみならず,筋肉,骨にまで萎縮が及ぶことがある.

基本情報

medicina

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1189

印刷版ISSN 0025-7699

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