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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻1号

1976年01月発行

今月の主題 不整脈のハイライト

不整脈の新しい診断法

人工ペーシングによるoverdrive

著者: 松尾博司1

所属機関: 1東大第2内科

ページ範囲:P.32 - P.34

文献概要

 人工ペーシングによるoverdrive法は,洞結節自動能の異常の程度を知るひとつの手段として広く用いられている.その原理は実験電気生理学的には既知のもので,BrooksおよびLuの本1)より関係ある部分を下に要約する.
 1)本来のdorninant pacemaker(この場合洞結節)に対するoverdriveの効果は,洞結節が下位のペースメーカーに対する効果と類似で,overdriveを休止すると洞結節の自動能はすぐには現れず,ある期問のasystoleをおいて徐々に現れる。このQverdrive suppressionの強さと持続時間は,ある範囲内ではoverdriveのレートおよび時間が大きいほど大となる.レートや刺激部位により,suppression後のaccelerationがみられることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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