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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻1号

1976年01月発行

今月の主題 不整脈のハイライト

刺激伝達異常に関する最近の考え方

房室ブロック

著者: 真島三郎1

所属機関: 1東大第2内科

ページ範囲:P.36 - P.37

文献概要

 房室伝導系は伝導異常を起こしやすい所で,房室ブロックは代表的な伝導障害である.伝導時間の延長のみのものは第I度,間歇的に伝導の断たれるものを第II度,完全に伝導の断たれたものを第II度の房室ブロックという.I,II度は不完全,III度は完全ブロックである.部位的に房室結節部に障害のあるものとHis束以下にあるもの(両脚ブロックを含む)があり,それぞれ若干の特色がある.その概要は表に示す通りである.近年,His束の電位が記録されるようになり,His束より近位と遠位とのブロックが臨床的に区別できるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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