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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻1号

1976年01月発行

文献概要

今月の主題 不整脈のハイライト 不整脈に対する救急処置

発作性頻拍

著者: 中村芳郎1 綾部隆夫1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.68 - P.69

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 発作性頻拍はその発生部位により心房性(atrial),結合部性(junctional),および心室性(ventricular)に大別できる.多くの場合,これらの異所性頻拍によって心拍出量の低下をきたす1).症状の強弱は単に心拍数の違いのみによってきまるのではなく,不整脈の種類患者の年齢や全身状態,心疾患の有無,心筋予備力の程度,それに患者の感受性によって異なってくる.たとえば,若い健康な人に起こった発作性心房細動が重篤な症状をひき起こすことは少ないが,僧帽弁狭窄症患者の心拍数の多い心房細動を放置すると肺水腫まで発展しかねない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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