文献詳細
今月の主題 不整脈のハイライト
不整脈に対する救急処置
文献概要
リドカインは1943年,Löfgrenによって合成された局所麻酔薬であるが,1950年にSouthworthらが,心臓カテーテル実施中に起こった心室頻拍,心室細動に使用し,有効な抗不整脈薬として報告された。1960年以来,広く一般に使用され,とくに心手術中に起こる心室性不整脈や,ジギタリス中毒,心筋硬塞の際に起こる不整脈に対しては好んで繁用されている.リドカインは比較的安全性が高く,心房性不整脈よりは心室性不整脈の治療に有効である.
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